5月に入り、ドル円は一時的に114円を試す展開となったが、
その後は110円台まで収束しています。
この影響は、何と言ってもアメリカのドナルドトランプ氏による、北への憲政と、
ロシア問題が絡んでの事だと考えています。
為替に対する「地政学リスク」は4月半ばよりずっと継続している状態で、
未だ警戒が必要と思われます。
ドル円の日足を見ると、丁度下降トレンドに差し掛かった状態です。
やや調整と思われる動きも感じられますが、
ここで北朝鮮が何か軍事的な行動を起こしたりすれば、
大暴落が予想されます。
もちろん、こうした影響は為替だけでは有りません。
株価や、先物指数にも当然影響が出ると考えられます。
地政学リスクが起こったら、投資家をどうすれば助かるのか?
仮に、北朝鮮と、米国の有事が勃発した場合は、一時的に為替が大きく乱れると予想されます。
しかし、だからと言って安易な行動は禁物です。
軍事ミサイルなどの地政学的なリスクが勃発した場合、
正直、何が起こるか予測が付かない状態に陥るのです。
こんな時はチャートは正直に反応しますから、
ひたすらチャートの動きを追うしか有りません。
出来ればそのような、大規模な地政学リスクが生じた場合は、
下手にエントリーせず、様子を見た方が良いでしょう。
(※間違い無く、リスクオフに陥り易くなるとは思いますが。。。)
いつ何が起きても良いように、損切りだけは入れておきたいものですね。
損切りを入れておくことは、こうしたリスクも大幅に軽減することが出来るのです。
リスクを計ることも投資ではとても重要です。
地政学リスクとは言い難いですが、昨年のイギリスEU離脱騒動は記憶に新しいですね。
あの日ポンド円は30円近く下がり、大パニックになりました。
このまま北朝鮮がおとなしく引き下がる可能性も有りますが、
常に万が一のことを考慮に入れながら行動を起こすことが、
快汗の世界で生き残る術だと考えています。